
資金計画(資金繰り)
美容室の経営計画の一分野に資金繰り計画があります。
「勘定あって銭足らず」という言葉をよく耳にすると思いますが、計画上の利益が出ていてもお金がない、どうして?という現象がよく起きます。
業積が上がっているからといって、いい気になって過剰な設備投資をしたり見込み仕入れをしたりするケースによく見受けられますが、これが行き過ぎると、計算上は黒字なのに「倒産」などということも起こりかねません。
資金繰りには、いち、に、囲碁でいう定石があります。
借入をせず設備投資をしようとする時、期首のキャッシュフローを維持しようとするには投資は税引後利益までが限界。
減価償却額を大幅に上まわる返済計画を立てると資金は詰まってしまう。
いざという時のために、銀行には定期積金をすることにより実績づくりをすると同時に、定期的に財務資料を提出し、
いつでも借入ができるようコミュニケーションをとっておくこと。
等々。
要は資金計画にはバランスと気配りが必要ということです。
くどいようですが事業年度が始まる前に当期の資金計画を立てることです。
利益が計画通り出れば、資金計画通りのお金の使い方で「投資」「借入返済」「先行仕入」などする分にはお金が詰まるということはありません。
いい加減な設備投資等を戒めるため、そして、安心して経営を進めるため、必ず資金計画を立てましょう。
当社では、御社に見合った資金計画をわかり易く御提案いたします。